SUS安定化処理

  • ・切削、プレス、ばね巻加工などの機械加工や溶接工程で加わった残留応力を除去し、経時寸法変化や応力腐食割れを防ぐ、応力除去焼鈍も行います。(300~700℃)
  • ・オーステナイト系ステンレス鋼で特に高耐食性が求められる、SUS316TiやSUS347などでは、積極的にTiCやNbCを析出させCr23C6などのクロム欠乏層を引き起こすクロム炭化物形成を阻害するため、850~930℃で加熱徐冷する熱処理(安定化)を施します。これには耐粒界腐食性を高める効果があります。
    (ステンレス鋼は炭素が約4倍のクロムと結合しクロム炭化物になり、耐食性を著しく悪化させます。また応力腐食割れを引き起こすこともあります)

弊社ではお客様の要望に応じた処理方法と条件を選定し満足頂ける処理を提供致します。