焼入れしたにも関わらず、硬くならない原因とは
どの様な事が考えられるのでしょうか。
まず第一に考えられる原因としては
・材質(鋼種)が違う
ことを想定します。
材質(鋼種)が違うと変態温度が変わり、高炭素鋼や合金鋼の場合は
変態温度が低く、普通鋼では高くなります。
なので同じ「焼入れ」処理であっても、材質によって必要とされる
温度が違うのです。同じ温度で加熱しても炭素量が低い材料ですと
変態温度に届かずに「焼入れ」とはならず、高温「焼きなまし」状態
となる為硬度は低下します。
硬度測定を行い、硬度条件と異なった事で発覚するのですが、このような
材料起因と思われる硬度不良に関しては、お客様に問合せをして、対応を
ご相談させていただいております。
私たちはより良い製品をご提供させていただくために、日々技術を磨き、
1つ1つの作業に於きましても真摯に対応させていただきます。
「形あるものの未来を変える」
引き続き、伸和熱処理を宜しくお願い致します!
(Y.S.)
日常のつぶやきは @ShinwaHT にて。
#火曜日は熱処理の日 #金曜日は金属の日
